血圧に影響を与えるものを紹介

血圧とは、高血圧とは

血圧は、血液が動脈を通って流れるときに血管の内側にかかる圧力です。 血圧の「上」「下」という言葉をよく使いますが、上は心臓が収縮して血液を送り出すときの「収縮期血圧(最高血圧)」、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧))」です。

収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上で高血圧と診断されます。

血圧に影響を与えるもの

血圧は、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)、血管の太さ(正確には血管の内径)、血管壁の弾力性によって決まります。 過剰な血液は動脈壁にさらに圧力をかけ、高血圧につながる可能性があります。

また、何らかの原因で末梢血管が収縮したり、血管が硬くなったり細くなったりすると血圧が上昇します。

血圧を上げるもの

血圧を上げるものには以下のようなものがあります。

  1. 塩分の摂取過剰:塩分を摂りすぎると体内の水分量が増え、血管の内側にある血液量が増加して血圧が上昇します。
  2. ストレス:ストレスにより、交感神経が刺激され、血管が収縮して血圧が上がることがあります。
  3. アルコールの過剰摂取:アルコールを摂りすぎると、血管が拡張し、血圧が下がることがありますが、その後急激に血管が収縮して血圧が上昇することがあります。
  4. 喫煙:タバコに含まれるニコチンは、交感神経を刺激し、血管を収縮させ、血圧を上げることがあります。
  5. 体重の増加:肥満や過剰な体重は、血圧を上昇させるリスクを高めることがあります。

注意:血圧が高い場合は、医師の指示に従って適切な治療を受けることが重要です。また、健康的な生活習慣を維持することも、高血圧を予防するために重要です。

血圧を下げるもの

血圧を下げるものには以下のようなものがあります。

  1. 食事の改善:低脂肪、低塩分、高繊維の食事を摂ることが血圧を下げるために役立ちます。具体的には、果物、野菜、全粒穀物、健康的な脂肪、魚、低脂肪の乳製品などを摂取することが勧められています。
  2. 運動:適度な運動は血圧を下げるために役立ちます。有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチングなどが例として挙げられます。
  3. ストレスの軽減:ストレスを軽減することが、血圧を下げるために役立ちます。深呼吸、瞑想、ヨガ、マッサージなどがストレスを軽減するために役立ちます。
  4. 痩せる:過体重や肥満は、血圧を上昇させるリスクを高めるため、痩せることが血圧を下げるために役立ちます。
  5. 薬物療法:運動や食事改善などの生活習慣の改善が不十分な場合、医師から処方された降圧剤を服用することで血圧を下げることができます。

注意:血圧を下げるためには、医師の指示に従い、適切な治療を受けることが大切です。血圧をチェックするためには、家庭用の血圧計を購入する必要があります。 毎日測定する必要はなく、週に1回程度で十分です。 特に、自分自身が高血圧や低血圧の状態にある場合は、血圧に気を配ることが大切です。

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